ホロの西洋占星術&カウンセリング

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2023年の冥王星を深掘りしてみるVOL3

こんにちは、ホロです。

2023年の冥王星を深掘りしてみるの3回目になります。前回までで

  • 冥王星の星座移動の概要と過去の出来事
  • 山羊座冥王星のメッセージはなんだったのだろう?

という切り口で書いてみました。

blog.stella-triangle.com

今回はいよいよ、山羊座から水瓶座への移動によって時代がどうなっていくのかについて考えてみたいと思います。

※あくまでも西洋占星術の考えをベースにしたものです。

冥王星山羊座→水瓶座で何が変わっていくの?

前回、冥王星のメッセージは「今のやぎ座や土星の考え方を捨てて、水瓶座や天王星的な考え方に変わってね、でないと全部壊すよ」ということではないかと書きました。

では、水瓶座や天王星的な考え方に変わってねとはどんなことでしょうか?

水瓶座の守護星は天王星です。天王星は土星とは全く違った性質を持ちます。

  • 継続性より非連続性(継続ありきで考えない)
  • 社会性より個性重視(群れない、取り巻きを作らない)
  • 所有・蓄積・実績より知性・知識・時間を重視
  • ルール・常識より自由を重視
  • 上下関係より水平・平等な関係を重視

水瓶座0度は「風の時代」のスタート地点

今回の冥王星の星座移動にはもう1つ大きな意味があります。それは、2020年に起きたグレートコンジャンクション(木星と土星の会合)の起こった位置=水瓶座0度を通過するということです。

そして、以下のブログでも書きましたが、2020年のグレコンはこれから200年続く「風の時代」の始まりでもあります。そしてそれが起こった水瓶座0度を通過する天体には、風の時代を意識したメッセージが吹き込まれます。

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そう考えたとき冥王星がやろうとしていることは、「地の時代」を壊し「風の時代」に合った世界に再構築するということでしょう。

世間の常識とかルール、価値観が大きく変わっていくでしょう。風の時代に入ることで、冥王星が水瓶座に入ることで、水瓶座の価値観を受け入れられる人と受け入れられない人との格差が明確になって2極化していくと思われます。

知による格差の時代がやってくる

風の時代最初の20年間=冥王星が水瓶座に滞在する期間で変わっていきそうなことを上げてみます。

・デジタルデバイド

今後デジタル関連のツールが使えるか使えないかで大きな格差が出てくるでしょう。そして使えても、使いこなせるかがもっと重要。情報の取捨選択、情報ソースの信憑性、相手との関わり方、セキュリティ意識などなど…

そして今後はモノ(エンティティ)より繋がり(リレーション)の価値のほうが大事になります。これは地の時代との大きな変化です。ただ、ここで言う「繋がり」も今までとは180度違う切り口に変わります。つまり上下のつながりではなく、水平的な繋がりが重視されそうなのです。

・水平的価値観

水平的なつながりとは、年齢、性別、学歴、国籍、お金を持っているかどうかなどを超えた繋がりのことです。こういった区別なしでの関わりや繋がり、つまり偏見なく「人として」つながるという価値感への変化です。

これは個人間だけではなく、組織、企業、国家間もそうなっていくと思われます。WEB3の世界には、DAOという分散型自立組織の考え方があります。この20年でそこまで水平分散的な組織の基礎が構築されるとは流石に思いませんが、WEB2の垂直統合型プラットフォーマーが独占するような、一部の国家が世界を動かしていくような世界では無くなっていくと思います。

ブロックチェーンみたいなネットワークのイメージです。

・自立的価値観

水平的価値観が重要になるとして、その時に求められるものは、「知」ではないでしょうか?

きちんと自ら考える知力・問題解決する力、わからない時に必要な知識を正しく収集するスキル、そして論理的な思考、自頭の良さ、グローバルな知のネットワーク(単なる営利的ネットワークではない)を大切にする価値観を持っている人が認められる世界なのかなと思います。

たとえ、すべてを失ったとしても、裸一貫で再出発できる知の力があるかないかが勝負です。裕福な国に生まれたから得られたポジションとか、コネやお金で人を動かすとか、偉い人や専門家が言ったから信じたとか、そういうのが軽蔑される世界です。

非常に厳しい世界とも言えますね。

うまい例えにはならないかもしれませんが、自らの国がなかったユダヤの人達が、知力と彼らのネットワークで世界に存在感を持たせてきた(キャスティングボートを握ってきた)生き方は参考になるのかなと思っています。

・全員参加型へ

そして組織や国としての考え方の変化として、今の大株主や常任理事国で方針が決まるような決定はなくなっていくだろうと思います。全員参加型決定方式です。今もすでに、G7の方針が世界の正義ではなくなっています。グローバルサウスなんて言われているくらい、常任理事国以外の意見が多様化し重要になっています。これらの国をまとめ上げる外交力、特に大国に依存しないネットワークを構築した国が勝ちになるでしょう。

やはり筆頭はイスラエルですね。そしてこの国は表には出てこない国なので、まさに水瓶座冥王星らしさとフィットします。

・エネルギー変容

「地の時代」はまさに地中に埋まっているものに価値がありました。でも「風の時代」は違います。脱炭素っていうキーワードがここで出てくるのもなんか星のお告げかと思うくらいです。これからは、電気とか電磁波とか水素とか空気、光、風へのシフトがどんどん進んでいくでしょうね。あとは宇宙への時代。面白そうです。

・表に現れないネットワークや関係

気をつける必要がありそうなのは、冥王星のダークな部分が出る場合でしょうか?

表に出ない情報戦やサイバー攻撃、ダークウェブのような裏の世界をコントロールして表舞台への影響力を出そうとする人や組織が多く出てきそうです。彼らは知を悪用する連中ですので非常に厄介です。価値観の違う人や組織、国家などを情報を操ることで抹殺していく動きも活発になるでしょう。

スパイ大作戦の時代かもしれません。でも現地には行かずに任務遂行してしまうかもしれませんww

水瓶座冥王星時代の生き方とは?

ホロの考える水瓶座的な価値観や風の時代の考え方、なんとなくわかっていただけたでしょうか?

わかってしまえばそこでの生き方はそんなに難しくはありません。できるかどうかは別にして…

まずは一にも二にも知力を鍛えることです。ただ知っているだけでは足りないでしょう。記録的な知識や情報は今やネットや本から得ることができます。

持つべきは活きた知識や情報です。それも「マツコの知らない世界」や「激レアさんを連れてきた」レベルまで行けるといいですね。机上ではなく現場を経験した情報を持っていて、この人に聞けば…という人になることです。

そして、もう1つ大事なこと、それは、そういった人達とできるだけ多くつながることです。人との繋がりの多さがその人の価値になるのです。「友達の友達はみな友達」って風の時代のキーワードかもしれませんね。

まとめ

水瓶座冥王星時代は、自分自身の知力+良質な知力のネットワークがあるかないかで格差が広がる時代になるでしょう。

もしあなた自身が他人から見て魅力的な知力を持っていなければ、良質な知のネットワークには参加できません。

もしあなた自身がそういった知力があったとしも、ネットワークに参加できなければ役に立ちませんし、あなた自身それ以上の応用力や知識の広がりを持てません。

どちらも重要です。でも後者のほうが重要な気がします。自分自身そこまで知力がなくても、良質な知のネットワークでそれを補えればあなたの価値は高くなるはずです。