こんにちは。ホロです。
今回から何回かに分けて「パーソナリティ障害」について西洋占星術を切り口にして考えてみたいと思います。何回になるかは未定です。。
今回は全体のインデックスとして、「パーソナリティ障害」って何?というところから「パーソナリティ障害」の種類についてまでまとめたいと思います。
その後パーソナリティ障害の分類と西洋占星術のアスペクトの持つ意味を関連付けてみようと思います。
パーソナリティ障害とは?
パーソナリティ障害は、一言で言ってしまえば「極端に一般の人とは異なったパーソナリティを持っており、その結果、社会生活に支障が出たり問題行動を継続的に起こしてしまう精神疾患」です。ちょっとざっくり書きました。学問的な定義は精神疾患のマニュアルでもあるDSMを参照してください。
ここで皆さん思うでしょう?
「極端に」ってどこまで?「継続的」ってどのくらいの期間?
そうです。このあたりが診断を難しくするわけです。
極端さ
- 自分や他人、事実などの認知の歪みの度合い
- 感情の強さや不安定さの度合い
- 対人行動で問題を起こす度合い
- 衝動が制御できない度合い
期間
- 安定して長期間、始まりは少なくとも青年期または成人期初期から
診断基準についてはDSMにも書かれています。診断に際しては、医師が対面での面談をしながら判断します。他の精神疾患や薬物(酒を含む)等の影響がないか?なども含めての判断になります。
グレイゾーンは個性か?
ただ、皆さんの周りのも変わった考えを持っていたり変わった行動をする人はいますよね。ただ、個人の主観で変わっている様に見える人、それはパーソナリティ障害にはなりません。あくまで客観的な目で見た場合の変わっている人、それによって社会生活に支障が出ている事、それも医師がそう判断する場合に限ります。それ以外はその人の個性の範囲ということです。
で、ホロが今回に注目したのは、
「個性ってパーソナリティ障害の分類を利用して分類できるのでは?」
と思ったわけです。
占いやカウンセリングをしていると、考え方が偏っていたり、感情が不安定だったり、人間関係に悩んでいるように感じる人が来ます。パーソナリティ障害なのか個性の範囲なのかホロは医者ではありませんので判断できないし、する気もありません。
ただ、この人「パーソナリティ障害」にかなり近いんじゃない?と思うことはけっこうあります。このグレイの状態をホロは「軽度なパーソナリティ障害状態」って考えています。
パーソナリティ障害は10パターンあります。このパターンを知っていると、占い現場で役に立ちます。多くは1つのパターンには特定できず、いくつかのパターンの複合になりますが。
パーソナリティ障害の種類
以下、各障害の種類をわかりやすい言葉で表現している書籍があり、そこから引用しました。*1
- 愛を貪る人々、境界性パーソナリティ障害
- 称賛だけがほしい人々、自己愛性パーソナリティ障害
- 主人公を演じる人々、演技性パーソナリティ障害
- 悪を生き甲斐にする人々、反社会性パーソナリティ障害
- 信じられない人々、妄想性パーソナリティ障害
- 頭の中で生きている人々、失調型パーソナリティ障害
- 親密な関係を求めない人々、シゾイド(スキゾイド)パーソナリティ障害
- 傷つきを恐れる人々、回避性パーソナリティ障害
- 一人では生きていけない人々、依存性パーソナリティ障害
- 義務感の強すぎる人々、強迫性パーソナリティ障害
簡易診断してみよう
診断は医師がしますが、個性=パーソナリティの傾向を見るという目的で以下のサイトが参考になります。80問近くの問いに「はい」・「いいえ」で答えると、どの傾向なのかがわかります。
ちょっと脱線しますが、知人が大学を卒業して就職したのですが、組織に馴染めず何回も転職を繰り返す、職場の仲間と喧嘩になるなどの問題を起こし、結局その後職にはつかず、山に引きこもって半自給自足みたいな、なるべく人と関わらない生活をしています。結婚はしていますが、相手方の親とうまくやれず別居して山にこもっている状況です。ホロからしてみたら「シゾイド(スキゾイド)パーソナリティ障害」に見えるのですが、精神科に行ったところ「個性の範囲内」だったようです。相当極端でないとパーソナリティ障害という診断は出ないようです。かなり昔のことですが。
ちなみにホロは上記サイトのチェックで妄想性・失調型・スキゾイドパーソナリティ障害の傾向が見られると出ました。
西洋占星術との関連
さあ、ここからはホロの大胆な考察になりますが、このパーソナリティ障害の傾向とその人が持つネイタルのアスペクト(特にハード)との関連が次回のテーマになります。
ちなみにホロが出た3つの傾向をホロの持っているアスペクトと紐付けると、
妄想性、失調型=太陽海王星コンジャンクション
スキゾイド=太陽土星スクエア
が関係しているように思われます。
ま、根拠はないので確証バイアスと言われればそうなりますが。。
次回からは、各パーソナリティ障害の概要と当てはまりそうなアスペクトについて書いていきます!
*1:岡田尊司「パーソナリティ障害」~いかに接し、どう克服するか~