こんにちは。ホロです。
今回は「パーソナリティ障害を占星術で考えてみる」の続編です。
前回のブログはこちら↓
~その1~を書いた後、今後どのように展開しようかなと考えました。王道なら各パーソナリティ障害毎にどんなアスペクトが関与していそうなのかを書いていくのがいいのかもしれませんが、あえて「星中心」にまとめていこうと思います。今回は冥王星がもたらすパーソナリティ障害の傾向を考えてみたいと思います。
冥王星は天体を壊す
ネイタルのチャートで冥王星が個人天体とハードなアスペクトを持つ場合も、トランジットでハードなアスペクトを持つ場合もどちらも、冥王星はその個人天体を壊しにかかります。トランジットの場合は冥王星の動きが遅いため、その状態は長期化します。冥王星の厄介なところです。
月が壊されると…
月が壊されると月はメンタルを表しますので文字どおりメンタルが壊されます。
特にスクエアだとネガティブな感情が突然現れます。それも極端にです。たった1つのネガティブなことで全てダメと考えてしまいます。突然衝動的に何かに襲われたかのように死にたくなったり、自虐行為に及ぶこともあります。感情の起伏が半端なく上下します。
→境界性パーソナリティ障害の傾向
一方オポジションの位置にある場合、月(メンタル)が常に冥王星が正面に見えることでプレッシャーに押しつぶされてしまいます。強迫観念がつきまとい、些細なことでも「◯◯しなきゃダメ」、「◯◯しないと…」となり、まるでやくざに脅されているかのような怯えた状況になってしまいます。車で言うハンドルの遊びの部分がまったくない感じですね。
→強迫性パーソナリティ障害の傾向
水星が壊されると…
水星が壊されると、自分の考え方を壊されます。つまり自己否定。自分が嫌いになる、
自分が情けない、存在価値がないという考えが突然起こります。また、考え方が極端に狭くなり、思い込みが激しくなります。そして人が信じられなくなり、相手を攻撃し、言葉で論理的に徹底的に追い詰めていきます。
→妄想性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害の傾向
金星が壊されると…
金星が壊されると、愛情面の受け取り方や表現の仕方がおかしくなります。金星と冥王星がアスペクトを取ると、吸い込まれるような魅力を持つことがありますが、これを悪用して注目するような服装や格好をして誘惑したり、虜にして相手を取り込んで支配してしまいます。支配ですので相手に対しての愛情はありません。昔で言うアッシー、メッシーでしょうか?
使えなくなればなんのためらいもなく捨ててしまいます。
→自己愛性パーソナリティ障害の傾向
まとめ
まとめて図にしてみました。
今回は冥王星の受ける影響を考えてみましたが、冥王星とハードなアスペクトを持っていればこういった傾向になりやすくなるということであって、決して皆パーソナリティ障害になるというわけではありません。
他のアスペクトも含めての総合的な判断になりますし、パーソナリティ障害かどうかは医師が判断することです。占いで「星を使う」ということのために知っておくと良い知識だとホロは思っています。
次回は海王星です!