こんにちは。ホロです。
今年になってから水瓶座にいる土星と牡牛座にいる天王星の間でスクエア(90度)が続いていますが、このアスペクトを根拠にしているのかどうかわかりませんが、地震が来るぞ!みたいなSNSを多く見かけます。確かに天王星→土星となると地面が揺れるという解釈もあります。
今回は実際はどうなのか?をデータから見てみたいと思います。
※昨年の記事も興味があれば御覧ください。
調査に使ったデータ
今回の調査に使ったデータも、前回のブログで使ったデータと一緒で、アメリカの地質調査所のデータです。
①期間:1905年~2020年
②エリア
エリアは今回日本近海(エリア1)と、もう少し範囲を南北に広げた地域(エリア2)の2つで検証しました。
③地震の規模:M6.8以上
※ある程度の大きな地震を対象としました。
④アスペクトの誤差(オーブ):5度以下
土星・天王星のアスペクト別地震発生頻度は?
まず比較として、調査期間内でどの程度M6.8以上の地震が発生しているのかというと、エリア1では214回、エリア2では780回でした。
平均するとエリア1では198日に1回、エリア2では54日に1回の頻度でM6.8以上の地震が発生しています。これと比較して頻度が高ければアスペクトと相関があると仮定して比較してみます。
すると意外な結果になりました。
エリア1(日本近海)の場合
エリア1の平均:198日に1回←基準
土星・天王星スクエアの時:366日に1回発生
土星・天王星がスクエアになるのは、調査期間中(115年間)に2562日(ホロ調べ)ありましたが、その時M6.8以上の地震は7回しか発生しておらず、2562/7=366回に1度の頻度で、平均の198日に1度より発生頻度はかなり低いことがわかりました。
他のアスペクトも見てみましたが、平均より発生頻度は低い結果となりました。
土星・天王星合の時:475日に1回発生
土星・天王星トラインの時:330日に1回発生
土星・天王星オポの時:341日に1回発生
ではエリア2ではどうでしょうか?
エリア2の場合
エリア2の平均:54日に1回←基準
土星・天王星スクエアの時:61日に1回発生
土星・天王星合の時:68日に1回発生
土星・天王星トラインの時:67日に1回発生
土星・天王星オポの時:37日に1回発生
エリア2では、土星・天王星オポの時に平均をかなり上回り、発生頻度が高いことがわかりました。日本の南の方で頻繁に発生するようです。
土星・天王星スクエアは怖くない
ということで、土星・天王星スクエアの時はむしろ地震の発生頻度は低いようです。どちらかというと土星・天王星オポジションのときのほうが要注意ですね。
実は平均を上回るアスペクトは別にある
今回他のアスペクトも調べてみましたが、平均をかなり上回るアスペクトがあることがわかりました。次回に続きます!