こんにちは、ホロです。
10月15日の天秤座の新月は日食になります。ただ日本では見れませんが…
同じ新月でも日食になる場合とならない場合がありますが、今回はその辺について書いてみようと思います。
それを説明するに当たって「ドラゴンヘッド」というものについて触れなくてはなりませんね。ただ、このドラゴンヘッド、惑星や小惑星と違って、象徴的な意味がちょっとわかりにくいという人もいるのでは?と思っています。
今回は、ドラゴンヘッドって何?、星を読む時どんな意味があるの?などなど、わかりやすく、でも深掘りしてみたいと思います。
ドラゴンヘッドって何?
まず、ドラゴンヘッドは天体ではありません。つまりその場所に天体があるわけではありません。ドラゴンヘッドは「座標」みたいなものです。西洋占星術では感受点とも言います。同じ仲間には、アセンダント/DCやMC/ICなどがあります。
西洋占星術は、地球から見た時の天体の位置をもとにホロスコープを作ります。
地球から見ると太陽は移動しており、その太陽の軌跡(通る道)を黄道と言います。
同じ様に月が通る道を白道と言います。太陽と月は東から上って西に沈みますが、それぞれ軌道は違います。ただ、その軌道が交差する場所があります。この座標を「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテイル」と呼んでいます。
正確には月が登る時の交差点を「ドラゴンヘッド」、下がっていく時の交差点を「ドラゴンテイル」と言います。そして、この2つは真逆の位置関係にあります。
西洋占星術ではどういう意味があるの?
ドラゴンヘッドは、黄道上にある座標です。そういう意味ではアセンダント(東の地平線上と黄道の交差点)やMC(子午線と黄道の交差点)の仲間になりますので、同じように重要なポイントと言えると思います。
そして、太陽と月の軌道の交差点であるということが意味合いでは重要になります。
太陽と月が持つ意味がこの場所で出会うということです。太陽も月も占星術上では最も重要な天体です。それが出会う場所=人生の上で重要な出会いがある場所と考えていいわけです。太陽を彦星、月を織姫と考えても良いでしょう。
タロットで言えば、恋人のカードでしょうか?
以上からドラゴンヘッドからは「関わり」とか「縁」というキーワードが出てきます。
ネイタルのチャートでドラゴンヘッドのあるハウスは、その人の人生のテーマになる(関心を持つ)場所、大切だと思う価値観を示す場所、いろいろな出会いのある場所と考えていいでしょう。
ドラゴンヘッドのアスペクトはどう読むの?
では、ドラゴンヘッドとアスペクトがある場合はどう考えたらいいでしょうか?
一番わかり易い考え方として、その天体のような人物(擬人化してみるといいでしょう)と関わる(関係ができる)と言えるでしょう。
例えば木星とアスペクトがあれば、あなたの人生を広げてくれるような教育者や指導者、パートナーなどとの出会いがあると読めますね。ただスクエアのようなハードなアスペクトだと、あなたの人生に過剰に関わったり煽るような応援をしてくる人かも知れません。後は単純に射手座の人(古典占星術だと魚座の人もあり)というケースもあります。
土星とのアスペクトであれば、厳しく鍛えてくるような人(上司や親や先生やパートナー)との関わりです。ハードなアスペクトだと過剰なストレス、責任や義務を課すような人物かもしれませんね。山羊座や水瓶座に人かもしれません。
このように、アスペクトが発生すると何らかのご縁(関わり)ができます。そしてハードな場合、その縁は必ずしもいい縁とは限りません。特にオポジションの場合、ドラゴンテイルと0度になるので、腐れ縁になるような出会いになったり、邪魔をされるような人とのか変わり、関わっても辛い別れになりやすくなります。
ドラゴンテイルはタロットで言うと悪魔のカードだと考えるとわかりやすいかもしれませんね。
トランジットでアスペクトができる時は出会いの時期
ネイタルのチャートでドラゴンヘッドとのアスペクトがあれば、出会いや縁があるよということですが、アスペクトがなくてもトランジット天体がアスペクトを取れば、出会いの時期と言えます。
ただ、気をつけないといけないのは、ドラゴンヘッドとオポジション(180度)に天体が来た場合、それはすなわちドラゴンテイルと0度ということですので、嫌な人と関係を持たざるを得なくなったり、逆に関わりのある人との縁が切れる時期、別れの時期とも言えます。
うまく使えば、切りたい縁を切れる時期とも言えますよね。
※トランジットのドラゴンヘッドがネイタルの個人天体とアスペクトを取る場合については、ホロはあまり重要視していません。なぜなら、ドラゴンヘッドは感受点(座標)であり、天体は存在しないからです。リリスの場合も同様です。
日食/月食との関係は?
さて、最後にドラゴンヘッド/テイルと日食月食の関係を説明しておきます。日食は、太陽と月と地球が一直線上に並ばないと起きません。つまり。日食はこのドラゴンヘッド/テイル上での新月であると言うことになります。月食も同様で、このライン上での満月で起こります。ドラゴンヘッド/テイルとの誤差が少なければ皆既日食や金環日食、少し離れていれば部分日食というわけです。
日食も月食もドラゴンヘッド側で起こる場合とテイル側で起こる場合があります。
10月15日の日食はドラゴンテイル側で起こる日食です。ということで、テイルと0度の位置に月と太陽があるということは、何らかの別れ、縁切れ、腐れ縁の発生などが意味として考えられるということになります。
まとめ
今回はドラゴンヘッドについて深掘りしてみました。ドラゴンヘッドは太陽と月が交差する場所です。
そう言えば、とあるアニメで「科学と魔術が交差する時、物語が始まる」なんてキャッチがありましたね。インデックス好きでしたw
ドラゴンヘッドは出会いや関わりの場所を表しますので、相性占いでも使えます。
お相手の天体があなたのドラゴンヘッドとどんなアスペクトを取るのか?
お相手のドラゴンヘッドがあなたの天体とどんなアスペクトを取るのか?
などですね。オーブ(誤差)は狭いほど強い関わりと考えていいでしょう。