こんばんは。ホロです。
今日はタロットを身につけて自分自身で活かしたい方とか、占い師を目指してタロットを身に着けようとしている皆さんに、ホロが思う習得の際に大事だと思う点について書きたいと思います。
タロットをする上で何が必要?
ホロは西洋占星術がメインでタロットはあとから身につけました。
西洋占星術は命術と呼ばれていて、生年月日から占う方法ですが、タロットは卜術と言われるシンクロニシティをベースにした占い方法です。
シンクロニシティについてはこちらで書いてますので参考にしてください。
タロットカードはご存知だと思いますが78枚のカードがあります。メジャーカードは22枚で大アルカナと呼ばれています。で、皆さんそれぞれのカードの意味を覚えるという学習から入るわけです。一般的にはメジャーの22枚からですよね。
タロットの習得については、いろいろな書物が出ていますので、独学でも十分に身につけることはできます。
ただ、学習を進めていくと、これらのカードの意味、キーワードを暗記するだけではなかなかタロット占いをすることは難しいということがわかってきます。基本的なカードの意味を覚えることは大事なのですが、ただ単純に覚えてもなかなか応用が効かないのです。
何が一番のポイントなの?
例として「皇帝」のカードを見てみましょう。
一般的な皇帝の意味は、解説書には次のようにキーワードが書かれていますよね。
「権力を握る、責任感、指導的立場、父性」
「傲慢、横暴、無責任、頑固」
でも、これだけ覚えてもなかなか使えません。さらにいうと、こういったキーワードをたとえ何十個覚えても労力の無駄です。ヤメたほうがいいと思います。
単刀直入に言うと、ホロが一番重要だと思うのは、「書かれてる絵柄の意味を理解すること」だと思います。
皇帝のカードにはいろいろなオブジェクトがありますよね。その意味や暗示する事柄を覚えたほうがいいと思います。
皇帝でいうと以下が何を意味しているのかを覚える、イメージすることが重要です。
- 座っているとは?
- 皇帝の年齢は?
- ヒゲは?
- 石の椅子は?
- 王冠は?
- 鎧は?
- 赤い服は?
- 後ろに書かれている山は?
- なんで正面を見てるの?
などなどです。
それらは覚えるものではないのかもしれません。むしろイメージするものになるかもしれません。しかし、一般的にそれらが何をイメージするのかは覚える必要があります。
例えば「山」は何をイメージしているのかというと、「現実、厳格さ、試練、目指す先、超えなくてはいけないもの」になります。で、その山がどんな山なのかがポイントになります。皇帝の後ろに書かれている山は、高くて、険しい、何か軽装で登ったらヤバそうな山が書かれていますよね。
ここから、「厳しい現実に直面している状況や、それを超えてきた努力の人、実績がある人物、自信もある、自分にも厳しいし、人にも厳しい人」というイメージが出てきます。
もし他のカードで同じように山が書かれていても、平坦な山であれば、苦労しないで乗り越えられるというふうに捉えられると思います。
このように、山からイメージする事柄が頭にイメージできれば、いくつもキーワードを覚えると言うような無駄な事をしなくて済みます。ですのでやることは、こういった絵柄が何を伝えようとしているのかイメージトレーニングをすることです。
まとめ
カードには意味が文字で書かれていません。もし、それぞれのカードがこういう意味だって決まっているのであれば、その意味をカードに書いておけば済む話です。
タロットには、こう解釈する決まりもなければスプレッドにしてもこの場所に出たカードはこう読むといった決まりは一切ありません。自由です。自分でスプレッドを作ってもいいですし、アレンジしても構いません。
なので逆にわからなくなってしまいます。
こっちの本にはこう書かれているのに、違う本にはこう書かれているとか。1つの答えというものはないのです。ただ、基本はあると思います。それはカードが何を伝えようとしているのか?それはカードに書かれていることが全てです。
それを理解する上で、書かれている事柄、オブジェクトの基本的な意味を知る、理解することが最も重要なのではとホロは思っています。
とある占いで競馬の当て物をしたことがあります。その時女教皇が出てきたのですが、女教皇の持っている書物が競馬新聞じゃねーのっていう話になりました(笑)
それでもいいのです。