ホロです。もうすぐ10月です。だいぶ過ごしやすくなってきましたね。
さて、何回かに分けて「占いはどうやって学べばいいの?」
についてご紹介しましたが、やっぱり実践が大事という結論でしたよね。
じゃあ
「実践・実習する場の少ない人はどうしたらいいんだい?」
ということになります。
とにかくデビューしちゃう、その中で経験を積んでいくという方法もありです。でもいきなり鑑定がごっそり入ってくるわけでもありませんよね。ということで、今日はタロットの場合、割と手軽にできる実践練習方法をご紹介したいと思います。
タロット占いで大事な事は何だろう?
タロットは1枚で占うこともありますが、基本的に複数枚のスプレッドを使って占いますよね。で、スプレッドのカードの場所とその意味に合わせて読んでいく。間違ってないんですが、その1つ1つが独立しているわけではありません。過去→現在→近未来→結果という具合にそれぞれ因果関係を持ってつながっています。
ですので、そのつながりをストーリーとして作れるかが最大のポイントではないかと思います。物語風にストーリーを作るのです。
ストーリーの組み合わせは、例えば「現在→近未来→結果」だけで考えても78X77X76通りありますよね。もう計算する気もありませんが、これを全部覚えようなんて人いないと思いますし、無駄ですよね、そんな時間。
なので、3枚でストーリーを作る練習をするのです。それが一番頭が鍛えられます。
練習方法
できれば1人ではないほうがいいです。タロット好きを2~3人集めて3枚でストーリづくりをします。
ここではAさんとBさんの2人でやる場合を説明します。
- Aさんがシャッフルします。方法は自由です。
- Aさんがカードを広げます。こんな感じ。
- Bさんがこの中から3枚選びます
- Bさんが引いた3枚からストーリー(物語)を作ります。出たカードの順番通りで作っても順番を無視しても作っても構いません。それは2人の中のルールで決めてください。
- AさんはBさんのストーリーとは別のストーリーを作ります。
- これを同じ3枚のカードで最低3回ずつ行います。
- 引いた3枚を脇において、次はAさんが3枚選び直します(交代)
- Aさんが引いた3枚からストーリー(物語)を作ります。
これを何回か繰り返します。
これも決め事ですが、ストーリーを何かのテーマで縛るのもいいですよ。例えば恋愛の相談縛りとか、仕事の悩み縛りとか。。
注意点ですが、作り出したストーリーはすべてが正解です。どれも「あり」です。ただし、カードの本来持っている意味や象意は尊重してください。でないとただのインチキタロット占い師になってしまいますww
この練習のポイントは?
この練習の大きなポイントは2つです。
1つは、2人以上でやることで、自分以外の人が作ったストーリーを聞けることです。一人でこれをやっていると、どうしても自分の中でのイメージでしか湧いて来ませんよね。でも複数人でやると、
「お!こんなストーリもつくれるのか!」
という気づきの数がまるで違います。これが大事な点です。後はなんでそう読んだのかが聞ける点も気づきの多さに繋がります。
もう1つは、同じ3枚のカードで複数のストーリーを作り出す点です。とかく1つストーリーを作ったらまた3枚引いてストーリーを作っていって数をこなす方が練習になると思いがちですが違います。
同じ3枚のカードを別の視点で考えることが重要なのです。ホロもそうですが、同じ課題や現状の状況分析などを複数の視点で見ることは難しいです。とかく自分の価値観に基づく視点になりがち。
自分の立場、相手の立場、親の立場、子供の立場、上司の立場、部下の立場、女性の立場、男性の立場…いろんな視点で物語を作れることが大事です。
なので、同じカードで何回もストーリーを作るトレーニングをする方が有効です。
特に1人でこの練習をやるときは、いろんな立場からの視点でストーリーを作るように心がけでやるのがいいでしょう。
まあ、これでも実践1回に比べたら全然得るところは少ないと思いますが、1人占いしているよりは全然効果は高いと思います。
まとめ
今回はタロットの実践練習方法の1例を紹介しました。
タロット占い師は、シンクロニシティの考え方を使って占います。ですので下記の図のように、潜在意識を顕在化させるツール(道具)がタロット、そして、現れたカードが潜在意識の何と共時したのかを読み解くのが占い師です。そこに占い師の価値観は基本必要ありません。でも、伝え方はそれぞれの占い師の個性が入っていいですよね。ホロはそう思っています。
余談:タロットしてるとボケないんじゃない?
まったくの余談なんですが、タロットでは2度と同じスプレッドはできませんので、決まったマニュアルやルーティーンは通用しません。これって、麻雀や競馬といっしょで頭の体操にはもってこいではないかと。ギャンブルのようにお金使わなくてすみますしね!介護施設のイベントや企業教育のロールプレイなどで取り入れてもいいかもしれませんww