こんばんは。ホロです。
4月7日に東京都で緊急事態宣言が出てから12日が経ちました。
いままでのデータから傾向がほぼ見えましたので今後の予測をしてみました。
あくまでホロの仮説からの想定です。もしも参考になれば幸いです。
基礎になるデータは経路不明の感染者数(東京都)
今後の新型コロナウイルス感染者の収束/拡大状況を予測する上でもとにしたデータは日々の経路不明の感染者数です。
クラスターが出ると感染者数がぐっと増えます。ですのでそれらを除いた経路不明の感染者数がどう推移するのかが今後の予想に一番重要と考えました。
感染後の発病モデル
新型コロナウイルスに感染すると平均5~6日で発病すると言われています。長いと14日らしいです。今回のモデルとして以下のような発病モデルを仮定として取り入れました。
感染後5日で発症する確率50%
感染後6日で発症する確率25%
感染後7日で発症する確率12.5%
感染後8日で発症する確率6.2%
感染後9日で発症する確率3.1%
感染後11日で発症する確率1.6%
感染後12日で発症する確率0.8%
感染後13日で発症する確率0.4%
感染後14日で発症する確率0.2%
ま、1日毎に半分になる計算です。
検査のタイムラグは2日
発病された方が実際に検査して公表されるまでの期間を2日としました。本来は4日間がまんしてからPCR検査なのでもう少しあるのかと思いましたが、いくつかシミュレーションした結果2日ぐらいがいいようです。
つまり、4月7日にどこかで感染した時、5日後の4月12日に50%の人が発病し、検査の結果陽性になって報告されるのが4月14日になるというモデルです。
予測1:今の自粛を続けた場合
現状の自粛を続けた場合の予想グラフです。
青色が報告者数(経路不明)、折れ線がホロのモデルでの予想です。
予測では一旦60~70人に減少しますが、週明けからまたジリジリと増え始め、4月23日に100人近くまで増えてしまいます(経路不明者数です)
このように波が出るのは、おそらく平日の感染者数が多く、土日の感染者数が少ないためだと思われます。ですのでゴールデンウイークに入って休日が連続すると、その効果で自然に減っていく感じになっています。ですのでGW開けにはほぼ収束しそうな気配です。
予定通り緊急事態宣言は解除されるかもしれませんが、緩めたらまた増加傾向にはなりますのでさじ加減は難しいところです。
予測2:4月20日と21日を一斉に休んだ場合
いまさらですが、明日明後日を連休にした場合です。GWが始まる4月30日にはほぼ収束に向かいます。
予測3:4月27日週を一斉に休んだ場合
明日明後日を休みにするのは無理としても、来週から一斉にGW扱いにして休日にすれば以下のようになると思われます。予測1よりは収束が早くはなりますが、それほど効果がありません。結局4月30日の山は、4月20日の週の感染者が減らないと下がらないので27日から休みにしても遅いということになります。
予測4:もし緊急事態宣言を1週間早く出していれば
3月31日に緊急事態宣言を出して、現状の自粛レベルをしていた場合の予測です。
現状の半分以下に抑えることができたのではと思われます。
まとめ
今回の予測はいくつかの仮説に基づいていますので、1つの予想にすぎません。ホロは感染症の専門家ではありませんが、データーサイエンティストもどきですので、どのデータをどうやってノイズを除去し正規化するかは経験があります。
そういった観点でのシミュレーションになります。
今の自粛の最大の問題は、平日にあると思っています。たぶん平日のRo(無症状感染者が移す人数)は1以上、休日は1未満だと思われます。
とにかくこのRoを1未満にしないと収束しません。休日に減った分を平日に増やしている状況だと思われます。
平日の人の動きをもう1段階制限する、分散させることができればさらに収束の目処が立つと思っています。