こんにちは。ホロです。
昨日ちょっと悲しいお知らせがありました。
神田沙也加さんが離婚したというニュースです。
お互い納得の離婚のようですので、それぞれ前向きに再出発してくれると思っています。
今回のブログは、お二人のコメントに興味深い点がありましたので、それらを題材にして、認知行動療法の話をしたいと思います。
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二人のコメントは?
神田さんのコメントの抜粋です。
何度も歩み寄りを試みましたが、わたしは生きてきた環境の中で持った考えを変えられず、彼を幸せにすることが出来ないと思いました。その結果、別々の人生を歩むという結論に至りました。
一方、村田さんのコメントの抜粋はこうです。
子どもが欲しかった私と、前向きになれなかった彼女とで折り合いがつかず、互いを尊重し、前を向いてそれぞれの人生を歩むという結論に至り、今年の夏、二人で円満に離婚届を作成し、離婚に双方合意をいたしました
お互いの共通点は?
お二人のコメントの共通点は「自分の生き方、考え方を変えて相手に歩み寄ることができなかった」という点です。
お互いに自分の価値観をいい言葉で言えば尊重、悪い言葉で言えば頑固に変えなかったということです。
たぶん他の点では譲れても、どうしても変えられない信念に近い点での価値観の違いだったのでしょう。離婚は仕方ななかったのかなと思います。
お互いの相違点は?
神田さんは自分の価値観を変えなかったのを
「変えられなかった」=「自分のせい」
だと言っています。
一方村田さんは「前向きになれなかった彼女」という言葉から考えると、
「神田さんが考えを変えて歩み寄ってくれなかった」=「他人のせい」
だと言っているように感じます。
人には3つの思考パターンがある
認知行動療法は、その方に自分の考え方のクセ(自動思考)に気づいてもらい、考え方(認知)を変えることで気持ち、行動を変える手法をとっています。
相談者は、たいてい3つの思考パターンに分類されます。
- 自分自身に自信が持てず「自分のせい」にするタイプ
- 自分は間違ってないとマイルールを疑わない「他人のせい」にするタイプ
- いやいやそもそも社会や会社が悪いでしょと「環境のせい」にするタイプ
多くの人は1から3が混じっています。
それが普通なのですが、中には非常に偏っている人がいます。
思い込みが激しい人です。
全部が自分のせいでもありませんし、他人のせいや社会のせいで片付くものでもありません。
自分の考え方のクセに気づけば、違った考え方ができるようになってきます。
神田さんと村田さんの場合も同じ事実に対して違う見方をしています。
どちらがいいとかではありません。
そういう傾向があることを自分自身が知るだけでもかなり変わってきます。
あ、いまのは自分のせいにしてる、他人のせいにしてると自分を客観的に見れるようになればバランスの良い考え方ができるようになるのではないでしょうか?